基本から応用技まで映像で分かりやすく解説!
諸手取り小手返しのポイント
合気道の諸手取り小手返しが上手くできますか?諸手取り小手返しが上達できない原因は、ポイントを押さえていないから。
闇雲に稽古して上達できるというわけではありません。年数をかければ良いという問題でもないでしょう。もちろん、稽古は根気よく続けることはいうまでもありません。
そもそも合気道は、入身と転換の体捌きから技が成り立っています。諸手取り小手返しも例外ではりません。
力のない女性が男性に諸手でがっちつかまれたとしても、入身、転換の体捌きと手捌き等を滑らかにおこなうことで技をかけることができるのが合気道です。
諸手取り小手返しは投げ技ですが、ポイントは投げる動作の前にあります。
受けが取りの手首を諸手でつかむと同時に、一歩側面に入身して手刀を振り上げ、転換しながら手刀を内側に返して、受けを前方へつり出します。
そして、前足を引くと同時に腕を斬り下ろし、前足を引いて受けを誘導。受けの小手をつかみ転換して受けを導いて、体を開きながら小手を返して投げます。
その後、受けの小手と肘を制してうつ伏せに抑え、両手刀で肩関節を極めて制します。以上が、諸手取り小手返しの一連の流れです。
受けが諸手をつかんだ時には必ず入身し、必ず自分の中心で振り上げるようにしましょう。
自分の中心を意識してやることが諸手取り小手返しのポイントになります。このことをを忘れないでください。
入身、手刀を振り上げる、振り上げると同時に転換して手刀で受けをつり出す動きと、小手をつかみ転換して投げる動きがつながっていくように修練を積むことが大切です。
文章では諸手取り小手返しの一連の動きのイメージがつかみにくと思うので、実際の動きは映像で見て学ぶことをおすすめします。