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活動記録

MIRANDA ASSOCIATION

ミランダの会が発表した宣言、記者発表、コメントほか

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第2回「ミランダの会」新人弁護士研修会 (2001.6.30)

 

2001年6月30日午後2時から中央大学駿河台記念館で「第2回ミランダの会新人弁護士研修会」が開催されました。

新人研修写真1今回のテーマは「反対尋問」です。事件は強制わいせつ事件。満員電車のなかで女子高生のパンティの中に指をいれたという事件を素材に、「被害者」の女子高生に対する尋問を行いました。裁判官、証人、検察官はミランダの会所属の弁護士が扮し、弁護人役は応募の修習生が3班に分かれてそれぞれ反対尋問を行い、終了後会員弁護士と庭山英雄元専修大学教授(弁護士)らが率直なコメントをしました。

新人研修写真2素材は会員が無罪判決(確定)を獲得した実際の「ちかん冤罪事件」です。あらかじめ証人の検察官調書を弁護人役に渡しておきました。主催者側の意図としては、弁護人役の中には、開示された調書が検察官調書だけであることに疑問を抱き、"警察官調書を開示せよ"という請求をする人がいるだろう、その法廷でのパフォーマンスを見て調書の開示命令を出すという予定でありました。

が、法廷で証拠開示の申立てをした弁護人は一人もいませんでした。反対尋問の技術と証拠開示の問題が密接な関係にあることは刑事弁護士にとっては常識ですが、修習生にはあまりピンと来ていないようでした。それとも、かれらには"与えられた素材の範囲で課題の解決を目指す"という行動様式が身に付いてしまっているのでしょうか。


新人研修写真3反対尋問には幾つか基本的なテクニックがありますが、それをわきまえていると思える人はいないようでした。反対尋問では「なぜ」「どうして」という質問をしてはいけない(するときは慎重に)というのが鉄則だと思いますが、修習生諸君は無頓着にこの質問を連発しているような気がしました。その結果、法廷での弁護人による反対尋問というより、ワイドショーのレポーターの質問のような感じがしました。



庭山先生からも「合格点はあげられない」と手厳しいコメントがありました。今回の模擬尋問は参加された修習生や新人弁護士にとっては非常に貴重な機会だったのではないかと思います。少なくとも、「反対尋問」の恐ろしさを知ることはできたのではないかと思います。こうした機会をこれからもできるだけ広く提供していきたいと考えています。

(2001年7月1日 高野隆)

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